弦楽部門総評
 参加者の皆さんも会場で演奏したかったことと思いますが、それぞれが日々の練習の成果を発揮し、力のこもった演奏をされていて胸を打たれました。
 録画の良いところは、演奏を見返すことができる点にあります。これを機に、普段の練習でも録画を活用してみませんか?姿勢やボーイングの軌道、音色など、自分の演奏を客観的に省みる意識を持つことが、より一層の成長に繋がるように思います。フォームと音色には深い関わりがありますので、理想の演奏姿で弾けているか、様々な角度からチェックしてみて下さい。
 演奏曲に関しては、作曲された時代や曲の特徴を把握した上で、その曲で表現したいこと(リズムの楽しさ、メロディーの歌い回しなど)が伝わるような工夫をお願いします。特に小学生では、作曲家の意図したテンポ設定が守られていないことが、多く見受けられました。音符だけでなく、楽譜に書いてあることに一つずつ興味を持って取り組むようにして下さい。